2018年1月 8日 (月)

川名ひよんどり その2

川名は浜松市において、中山間部と言うことで「ひよんどり」の担い手も減っているということは、保存会の方も言っているのですが、比較的早い段階で地区外からも参加者を募って続けているのは面白い試みですね。

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「片剣の舞」
小学生が登場するのはここまでかな。
そう言えば、何度か見に来ていますが、中学生とか高校生という話は、私が知らないだけか聞いたことがないので、ちょっと寂しいかな。
湖西市のお祭りもそうですが、何処の地区も小学生の参加は多いのに、中学高校と「進むと一気に参加者が減ってしまうのは、なんらかの共通する問題があると思われ、まだまだ改善の余地があると思います。(あくまで私的な思いですが)

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「片稲叢の舞」

遠江のひんどりとおくないで、川名にだけあるといいますか、ちょっと変わっているのがこの「稲叢の舞」でしょうか。全国的にも珍しいそうであります。
薬師堂の中にあった注連縄を身体に巻いて舞います。

稲叢と言うのは、刈り取った稲を積み重ねたもの。と言う意味らしいですが、たしかに一般的な注連縄とは少し形が違っています。

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「両剣の舞」

寺野や懐山では「剣の舞」野後に、「もどき」と呼ばれる舞がありますが、川名では稲叢の舞がこの「もどき」の役割を果たしていると思います。

例年ですと両剣の舞の後は両稲叢の舞ですが、ことしはここで新しい舞が入りました。

「直虎の舞」

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大河ドラマで川名が取り上げられた記念にと言った感じで、舞自体は両剣の舞と一緒でした。(おそらく来年以降は行われないと思います)

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「両稲叢の舞」

今年はここでギブアップ!
寒くて寒くてここで帰宅してきましたが、お堂を出るとモニターを見ている人も殆ど居ませんでした。
何処の地区もそうですが、子供の力って子供が思っている以上に凄いのです。
小学生が出ている頃までは親御さんは勿論、おじいちゃんおばあちゃんは見に行きますからね。(逆に子供が出なくなると皆帰っちゃうんですけど)

それでも川名はいろいろ勉強になります。
重要無形民俗文化財に指定されているにもかかわらず、地区外の参加者を入れ、新しい舞にもチャレンジする。
色んな人の意見があって、お祭りというのは時代とともに変化していくものだという人も居れば、時代が変化しても変わらないものが伝統文化と言う人もいるわけです。
どちらが正しくてどちらが間違っているか私には分かりません。
もっとも、そんな風に考えてやるものじゃないのが、お祭りなんだと一番思います。

2018年1月 7日 (日)

川名ひよんどり その1

4日は浜松市北区引佐町川名に。
大河ドラマでは度々、井伊の隠し里として登場していた川名。実際に井伊家とは縁の深い地です。隠し里かどうかは知りませんが。

年末に新聞だったかな?たまたま川名ひよんどりの記事を見まして、何やら今年は新しい舞が行われるということで、興味深く思っていました。

先ずは川名と言えば、この光景ですかね。

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かたちは違いますが、松明の火がお堂に入ってから舞が始まるのは、寺野と一緒ですかね。「ひよんどり」が「火踊り」が訛った言葉というのもこのあたりから来ているようです。

舞は禰宜から始まります。

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最初の写真で、松明を持っていたのも禰宜ですが、このあたりは神仏習合が解りやすいかたちとして残っている姿だと思います。

そうそう、川名では、お堂の中の様子をカメラで外のモニターに映していますので、見物の方はそちらで見ている方が多いですね。

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順の舞は、小学生。
毎回同じような話を聞きますが、やはり後継者不足と言うj事で、舞を舞う小学生も年々低学年化しているようであります。

つづいて「おんばの舞」、「ハラミの舞」と続きます。

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「はらみの舞」

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後の舞にも登場しますが、こちらの舞は浜松にある大学の学生さんだそうです。
後継者不足と言っても、そこまで人が居ないわけでは無いと思いますが、こうして地域の門を開いていくことは、川名に限ったことではなく、これから地方では必要になっていくことかもしれませんね。


2018年1月 6日 (土)

懐山おくない その2

「おくない」の続きです。
その前に、「ひよんどり」が「火踊り」が訛ったと言うか変化した言葉と言うように伝わっていますが、「おくない」は?と言うと、「おこない」が訛った言葉のようですね。
懐山の他にも、滝沢や神澤でも「おくない」が行われているそ言うです。(来年以降見に行ってみようかな)。

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「宵の獅子」

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「鬼の舞」

この辺の流れをと言いますか、獅子、鬼、他にも翁などありますが、「ひよんどり」と似ているのは当然ですが、「花祭」にも通ずるところがありますね。
元々が同じものとは言いませんが、共通した源流があることは間違いないと思います。
愛知、長野、静岡の県境山間部では、春祈祷として、「おこない」が行われてきたそうです。
花祭に、神道系のものと、仏教系のものがあるのと違い、ひよんどり、おくないは、観音堂や阿弥陀堂などのお堂で行われますが、禰宜も参加しているなどして、神仏習合の形が色濃く残って居ると思います。

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「年男」

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このあたりちょっと舞が順不同のようになってきて、よくわからない感じになってきました。
次第が書いてあったので、写真を撮らせて貰おうと思いましたが、これは本来とはだいぶ違っているからと言われて、写真を撮ることは遠慮させて頂きました。

泰蔵院本堂内は決して大勢の人が集まっていたわけではありませんでしたが、終始和やかな雰囲気で、山間部の正月行事として、大切にされているんだなと感じました。女性の姿が少ないなと思いましたが、奥でご飯の支度をしておりました。

但し気になったのが、子供の姿が無かったこと。
戸数が少ないので、子供が多いとは思いませんが、それにしても子供も若い子も居ないのはちょっと寂しかったですね。
自然豊かで良いところだと思いますが、実際生活するとなんると、若い世代にはちょっと厳しい土地かなと。
しかしこのままでは、民俗芸能の保存継承という意味では、もう限界の所に来ていると思います。
せめてもう少し見物客が増えれば、何かが変わるかもしれないと思いますが、本来の意味合いから考えれば、それも他人のエゴでしょうか。

2018年1月 5日 (金)

小寒 芹乃栄

年明け良いお天気が続きましたが、今日は一日曇りのようですね。
冬型の気圧配置が緩んで、厳しい寒さも緩むかな?と思いましたが、お日様が出ていないと寒いですね。

仕事始めはもう少し先ですが、今日はこれから一仕事しようと思います。

本日は二十四節気の小寒。
今日からが寒の入りということで、小寒、大寒合わせた三十日間が寒の内で、一年で一番寒い時期ということに成りますね。

七十二候は本日から「芹乃栄(せりすなわちさかう)」に入りました。
芹が盛んに生育するころです。
春の七草の芹ですが、この寒の頃の芹がどうやら美味しいようですね。ふだんなかなか芹だけを食べるということはありませんが、七草粥では食べる感じでしょうか。
仙台の郷土料理に、せり鍋というのがあるそうで、画像を見ると凄く美味しそうです。
近いうちにレシピをみて作ってみようかな。

2018年1月 4日 (木)

懐山おくない その1

今年のお祭り始めは、浜松市天竜区懐山で行なわれる「おくない」へ。
「遠江のひよんどりとおくない」ということで、今まで寺野ひよんどりと、川名ひよんどりは見に行ったことがあったので、今年は始めて懐山に行って来ました。

ウチから車で1時間ちょっとかな?さほど遠いところではありませんが、ちょっと山奥なので今まで躊躇していたのですが、お天気も良く道路の凍結などの心配もなかったので出かけることに。
(曲がる所を間違えてちょっと遠回りしちゃいまいたけどw)

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いや~ホントにいいお天気でよかった!
浜松の市街地からも1時間ほどだと思いますが、こんな景色のところです。

さっそく太鼓の音を頼りに泰蔵院本堂に。中に入ると「槍の舞」の最中!

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1から40まである舞の中で、槍の舞は3つ目なのでそんなに遅刻しなかったようです。
とりあえず、おいてあった火鉢の側に座って舞の見物。

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写真は「槍の舞もどき」。槍の代わりは杵でした。
続けて、「片剣の舞」。

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「片剣の舞もどき」。

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続けて「両剣の舞」。

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ここまで見たところで、入口で売っていた解説書を購入。
舞の感じと囃子(楽)は、寺野ひよんどりとよく似ていました。おそらく元々は同じようなものが、地域によって若干の変化をしながら伝わったんじゃないでしょうか。

但し、寺野や川名とぜんぜん違うところは人の少なさ。
見物客の人が、寺野や川名は芸能化しているのに対して、懐山のこれは、本来のお祭りに姿に近いなんて言っている人もいましたが、江戸中期には七十五戸ほど有った懐山も、現在は四十戸ほどらしいので、お祭りの存続そのものがギリギリのところなんじゃ無いですかね。

2018年1月 1日 (月)

謹賀新年

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あけましておめでとうございます

今年も一年、楽しいお祭日和となりますように。
先ずは快晴の浜名湖より。

2017年12月31日 (日)

雪下出麦

一年を締めくくる大晦日。今日はしっとり雨が降っています。
昨日は久しぶりに浅草寺の観音様にご挨拶。忙しい年の瀬にちょっとほっこり出来ました。
日帰り、東京→横浜で楽しい一日を過ごして、今日は新年を迎える心の準備。

七十二候は本日から「雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる)」に入りました。
畑に積もった雪の下から、麦が葉をのぞかせる時期ということです。

大晦日と言うことで、一年の締めくくりと言うことになりますが、二十四節気、七十二候は立春からの始まりという事で、今日が終わりということではありません。
来年も引き続き、七十二の季節と自然に寄り添って穏やかに過ごしていこうと思います。

今年も一年、ありがとうございました。

皆様、良いお年を。

2017年12月26日 (火)

麋角解

いよいよ今年も残りわずかとなってきました。
年末年始のお天気と気温が気になる頃ですが、その前に明日はこのあたりでも雪がちらつきそうな予報となっています。
名古屋では平地でも雪が積もる可能性があるという事で、寒い一日となりそうですね。

七十二候は本日から「麋角解(さわしかのつのおつる)」に入りました。
麋とは大鹿のことなんだそうですが、その角が落ちる時期ということです。
ただ一般的といいますか、日本鹿の角が落ちるのは春先だそうです。

まぁなんと言いましょうか、ウチから近いところの山にも鹿が居ることは解っていますが、まず見ることは無いのでピンと来ませんね。

ただ先日近所の後輩が、すぐ近くで鹿を見たと言っていましたので、そのうち遭遇する日がやって来るかもしれません。

2017年12月23日 (土)

冬至 乃東生

暗くなるの早いな~!

と言うことで、昨日は冬至。夏至に比べると、5時間位昼の長さが短いというのは、改めて考えるとびっくりします。
というものの、一応今日からはまた夏至に向けて少しづつ昼の長さが長くなっているのですが。

二十四節気で考えると、冬至が年内最後の節気になりますから、いよいよ年末も近づいてきたなと言う感じです。

七十二候は昨日から「乃東生(なつかれくさしょうず)」に入りました。
夏枯草と呼ばれる靭草が芽を出し始めるころです。
夏至の頃、靭草についてちょっと触れましたが、結局近所では発見できなかったかな?。
昔の人は、このマイナーな植物を暦の中で何故1年に二度も登場させたのでしょうか?。
冬に芽を出す感じが、縁起がいい感じだったにかな。

ここのところ、とりわけ告知することもないように見えますが、こう見えていろいろやっております。
とりあえず、年明けからは新年のおめでたい話題から行きましょうかね。

2017年12月17日 (日)

鱖魚群

今年も残るところ2週間となりました。昨日と違って今日は気持ちよく晴れていますが、よく冷えてきてますね。年末に向けて、この冷え込みも例年通りになってくるようですが、年末ですからね。このくらいで当たり前ということになって来るんでしょうね。

七十二候は本日から「鱖魚群(さけのうおむらがる)」に入りました。
鮭が群がって川を遡っていくころです。

この時期といいますと、昔は新巻鮭なんかがお歳暮でうちにも届いたりしましたが、最近はどうなんですかね?。
あんまり聞かなくなったような?

話はちょっとずれてしまいますが、この頃よく聞く「働き方改革」みたいな言葉。
昔と違って、スーパーは百貨店など、お正月から営業しているお店が当たり前になっている世の中、とりわけコンビニなんか年中無休、24時間営業が当たり前ですが、ここ最近、本当にそこまで営業する必要がありますか?なんて言葉も聞くように成りました。私自身、コンビニなんかはやっぱり便利なので行ってしまいますが、みんなせめて三が日くらいは昔みたいにお休みでも良いんじゃないの?なんて思ったりします。

そもそも、おせち料理やお餅。お歳暮の定番だった?新巻鮭なんかも保存食みたいな意味合いもあったわけですから、それで三が日を過ごすって言うのも悪くないような。

と言いつつ・・・今年のお正月を振り返ってみると、なんと元旦から同級生と焼肉屋さんに行っていたなと(笑い)。
今度のお正月はどんなのいおなるか分かりませんが、意味もなくお酒とかだけは買い込みに行ってしまうのだろうと思うのです。

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